特集 一般検査のpotential pitfallに備えよう
3.髄液・体腔穿刺液検査のピットフォール
石山 雅大
1
1弘前大学医学部附属病院 医療技術部
pp.33-40
発行日 2026年1月15日
Published Date 2026/1/15
DOI https://doi.org/10.32118/mt54010033
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検査室で取り扱う穿刺液検査には髄液,胸水,腹水,心嚢液,関節液などがあげられる.これらの穿刺液検査は,感染症などの炎症性疾患,腫瘍の検出などに寄与し,診断や治療方針決定に直結するため,臨床的意義が高い.検査全体のなかでまずは一般検査から行うが,生化学・血液・病理細胞診といった他分野に展開することも多く,一般検査による最初の判断が重要である.さらに,穿刺液検査は侵襲性が高いため患者負担も大きく,また,採取量も限られるため,検体の取り扱いには慎重さが求められる.本稿では,それぞれの検体の特性や処理方法を中心に解説し,代表的なピットフォールとその回避策を整理する.

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