特集 周産期における研修医・新人助産師/看護師教育の必修知識 産科編
妊娠中の管理
感染症
相澤(小峯) 志保子
1
,
早川 智
1
KOMINE-AIZAWA Shihoko
1
,
HAYAKAWA Satoshi
1
1日本大学医学部病態病理学系微生物学分野
pp.181-186
発行日 2024年2月10日
Published Date 2024/2/10
DOI https://doi.org/10.24479/peri.0000001440
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はじめに
妊婦の感染症は,胎児・新生児への影響と母体の重症化の2点が問題となる。本稿では,TORCH症候群(T:Toxoplasmaトキソプラズマ,O:othersたいていは梅毒を指す,R:rubella風疹,C:Cytomegarovirusサイトメガロウイルス,H:HSV単純ヘルペスウイルス)を中心として,先天感染(子宮内感染,産道感染,母乳感染)する感染症について概説する。各感染症の母子感染対策の詳細については,各種ガイドラインを参照されたい。
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