特集 数値からみる周産期医療 新生児編
内分泌 早産児骨減少症
河井 昌彦
1
KAWAI Masahiko
1
1京都大学大学院医学研究科新生児学講座
pp.1381-1384
発行日 2023年9月10日
Published Date 2023/9/10
DOI https://doi.org/10.24479/peri.0000001096
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
はじめに
早産児骨減少症は極低出生体重児に広くみられる病態で,ほとんどの場合カルシウム(Ca),リン(P),ビタミンDのいずれかの不足によって生じる。加えて,不適切な治療介入によって骨減少をさらに助長させてしまう,あるいは使用した薬剤による合併症が問題となる例も少なくない。このような事態を避けるには,本病態の正しい理解が必要である。本稿では,病態に基づいた早産児骨減少症の管理のための数値目標を提案する。
© tokyo-igakusha.co.jp. All right reserved.