連載 メガコードで学ぶ新生児蘇生の基本・8
早産児における蘇生
赤平(東) 百絵
1
,
井上 信明
2
1旭川厚生病院小児科
2ロマリンダ大学医学部救急科小児救急部
pp.977-983
発行日 2007年11月25日
Published Date 2007/11/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1665101116
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新人助産師かずみの新生児蘇生物語……第8幕
かずみは多くの満期産児の蘇生を経験し,蘇生のアルゴリズムやその根拠になる知識を習熟することができた。とくに十分なリソースのない状況での蘇生は,さまざまな応用が必要になる。しかし,基本は常に十分な換気を保つことである。
稲葉さんのもとに緊急の連絡が入った。在胎26週の妊婦が,子宮収縮と破水のため来院したのだという。すでに子宮口は6cmに開大しており,超音波検査では児は骨盤位であった。陣痛を抑制できないこと,骨盤位であることから,緊急帝王切開を施行することになった。
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