特集 周産期医療のヒヤリ・ハット―医療事故・医療紛争を防ぐために 新生児編
各論
病的新生児の評価 新生児室における安全管理
内山 環
1
UCHIYAMA Tamaki
1
1大津赤十字病院新生児内科
pp.1044-1047
発行日 2023年7月10日
Published Date 2023/7/10
DOI https://doi.org/10.24479/peri.0000001001
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はじめに
新生児期は,胎内環境から胎外環境への適応の時期であり,人生のなかでもっとも危険に満ちた時期である。しかしながら,90%以上の児は,生理的範囲内で変化しながら,その時期を経過している1)。新生児室に入室するのは生後まもない時期であり,新生児期のなかでも特に不安定な時期である。この時期を安全に過ごせるように配慮することはきわめて重要である。
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