特集 火災対策
避難対策
新生児室・未熟児室の場合
今村 栄一
1
1国立東京第一病院小児科
pp.50-52
発行日 1973年10月1日
Published Date 1973/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541205127
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新生児室や未熟児室は,火災発生に対して救出が困難な条件が多い.根本的には火災の発生予防が大切であり,建築設備を完備し,防火教育を徹底することである.しかしそれには費用と時間がかかる.火災はいつ発生するかもしれない.そこで不完全な条件のもとで,どのような避難対策を立てるべきかということを考えてみたいと思う.
この問題については,新生児管理改善促進連合(日本医師会,日本小児科学会,日本産科婦人科学会等12団体)が,昭和45年と47年に検討を加え,筆者もそれに参加したので,その趣旨を中心にまとめてみる.
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