特集 成育基本法と医療的ケア児等支援法に基づく育児支援
成育基本法と妊産婦・子育て支援
科学的知見に基づく母子関係形成の促進策―産褥早期における支援者「アタッチャー」
大田 康江
1
,
髙橋 眞理
2
OTA Yasue
1
,
TAKAHASHI Mari
2
1北里大学看護学部
2文京学院大学看護学研究科
pp.1538-1541
発行日 2022年11月10日
Published Date 2022/11/10
DOI https://doi.org/10.24479/peri.0000000390
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はじめに
近年,母親の2人に1人は,幼い子どもと接した経験をもたず,わが子との接し方に戸惑いや育児不安,育児困難を抱えているといわれている。なかでも1か月健診までの産褥早期は,育児不安が高く,母親たちは児とのかかわりに試行錯誤している現状がある。この現状にあって,産褥早期にもっとも身近な存在は,看護者である。よって,母子関係のスタートである産褥早期からの母子関係形成支援において,看護者に求められる役割は肝要である。
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