特別寄稿
産褥期の母子を支援する「テレビ相談」の開発
山本 あい子
1
,
野澤 美江子
2
,
川口 孝泰
1
,
足立 静
2
,
田村 康子
1
,
津田 万寿美
3
,
辻 久美子
1,4
,
工藤 美子
1
1兵庫県立看護大学
2兵庫県立看護大学大学院
3兵庫県立看護大学附置研推進センター
4和歌山県立医科大学看護短期大学
pp.589-594
発行日 2002年7月25日
Published Date 2002/7/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611902913
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はじめに
母親の不安やストレスは特に退院後の早期産褥期に多いと言われている1)。それに対し,助産師や看護者は電話訪問や家庭訪問を通してサポートをすることが多いが,母親にとっての利用のしやすさや満足感,あるいは看護者側の効率性など,全てを満たすことは難しいのが現状である。
今回,兵庫県立看護大学母性看護学ではテレビ会議システムによる双方向性のコミュニケーションを活用した産褥期母子支援システム(以下,「テレビ相談」と表記)を開発したので報告する。
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