特集 成育基本法と医療的ケア児等支援法に基づく育児支援
成育基本法と妊産婦・子育て支援
乳幼児虐待の発生予防・早期発見の促進策
井上 登生
1
INOUE Nario
1
1医療法人井上小児科医院
pp.1533-1537
発行日 2022年11月10日
Published Date 2022/11/10
DOI https://doi.org/10.24479/peri.0000000389
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はじめに
2016(平成28)年,1947(昭和22)年の制定後初めての抜本改正となった児童福祉法の第1条に子どもの最善の利益の優先原則,第2条に家庭養育優先の理念の規定,第3条に国及び地方公共団体の支援のあり方の規定が述べられている1,2)。児童福祉法は社会福祉六法の一つで,この法律の関連で,母子保健法,健やか親子21,児童虐待防止法,子ども・若者育成支援推進法に加え,成育基本法が成立した。成育基本法の基本理念,国・地方公共団体,保護者および医療関係者等の責務等については本特集号において述べられている。
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