特集 Late preterm・Early termを展望する
総論
Late preterm・Early term児の疫学―新生児 主要新生児疾患の週数別頻度
木部 匡哉
1
,
平川 英司
1
KIBE Masaya
1
1鹿児島市立病院総合周産期母子医療センター新生児内科
pp.453-459
発行日 2022年4月10日
Published Date 2022/4/10
DOI https://doi.org/10.24479/peri.0000000105
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はじめに
人口動態調査1)によると,わが国ではlate preterm・early term児は毎年約60万人が出生しており,出生総数の約6割を占めている。出生総数は年々減少しており,40年前に比べておよそ半減している。出生総数の減少に比べ,late preterm・early term児の出生数減少は緩やかであり,相対的にlate preterm・early term児の割合は増加している(図1)。
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