特集 感覚器のリハビリテーション
【総論】
リハビリテーション診療総論―感覚器における意義を含めて―
久保 俊一
1
Toshikazu Kubo
1
1日本リハビリテーション医学教育推進機構理事長
キーワード:
リハビリテーション診療
,
活動を育む
,
ADL
,
QOL
Keyword:
リハビリテーション診療
,
活動を育む
,
ADL
,
QOL
pp.623-627
発行日 2025年6月1日
Published Date 2025/6/1
DOI https://doi.org/10.24479/ohns.0000001613
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
はじめに
リハビリテーションという言葉が医学的に使用され始めたのは,約100年前の第一次世界大戦のころである。多くの戦傷者の社会復帰が大きな課題となり,アメリカの陸軍病院に“physical reconstruction and rehabilitation”というdivisionが設けられたのが最初の事例であるとされている。そして,1949年,アメリカにおいてAmerican board of physical medicine and rehabilitationとして専門性が確立され,重要な診療科となった。

© tokyo-igakusha.co.jp. All right reserved.