Japanese
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特集 リハビリテーション看護の新たなる見直し
社会復帰に対するリハビリテーション看護の取り組み
Wrestling from Rehabilitation Nursing for Return to Community Life.
下山 博子
1
Hiroko Shimoyama
1
1伊豆逓信病院リハビリテーション科病棟
1Rehabilitation Ward, Izu Teishin Hospital
キーワード:
リハビリテーション看護
,
社会復帰
,
ADL
,
QOL
Keyword:
リハビリテーション看護
,
社会復帰
,
ADL
,
QOL
pp.885-889
発行日 1991年9月10日
Published Date 1991/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552106900
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はじめに
リハビリテーションの目標は,障害を持った人が,破綻した日常生活を建て直し,再び家庭や社会の中で生き生きと主体的な生活が送れるように援助することである.生活の再建は生活の場で行われなければならない.訓練室で行っている「できるADL」を病棟の生活場面で「しているADL」に完成し,さらに家庭へ,地域社会へ,職場(学校)へと展開させることが看護婦の役割である.つまり,障害者(患者)にとって,でき得る限りの望ましい環境条件,社会条件を整え,障害者がその中で最善の機能を発揮できるようにする取り組みが,社会復帰に対するリハビリテーション看護である.
以下,日常の看護の実際を報告する.
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