特集 てこずった症例・難治症例にどう対応するか
鼻領域
再発を繰り返し最終的にEMMMにて対応した小児の上顎洞後鼻孔ポリープ症例
車 哲成
1
,
有元 真理子
1
,
楊 鈞雅
1
,
川出 由佳
1
Tessei Kuruma
1
,
Mariko Arimoto
1
,
Kinga Yo
1
,
Yuka Kawade
1
1愛知医科大学耳鼻咽喉科・頭頸部外科
キーワード:
EMMM
,
小児
,
上顎洞後鼻孔ポリープ
Keyword:
EMMM
,
小児
,
上顎洞後鼻孔ポリープ
pp.1043-1046
発行日 2024年9月1日
Published Date 2024/9/1
DOI https://doi.org/10.24479/ohns.0000001245
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はじめに
上顎洞後鼻孔ポリープは上顎洞粘膜の慢性炎症を成因とし,上顎洞の自然口または副口を介して後鼻孔まで伸展したポリープである1)。片側性に発症することが多く,保存的治療には抵抗性で手術加療が必要となることが多い。ポリープ基部を残すと再発することが多く,手術が重ねて行われる症例も存在するため,ポリープ基部の処理や術後管理が重要となる。
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