連載 症例をどうみるか
バルーン拡張術により気管孔を閉鎖し得た後天性声門下狭窄症の1例
河野 由香里
1
,
二藤 隆春
1
,
菊地 茂
1
Yukari Kono
1
,
Takaharu Nito
1
,
Shigeru Kikuchi
1
1埼玉医科大学総合医療センター耳鼻咽喉科
キーワード:
声門下狭窄
,
バルーン拡張術
,
喉頭微細手術
,
気管孔閉鎖
Keyword:
声門下狭窄
,
バルーン拡張術
,
喉頭微細手術
,
気管孔閉鎖
pp.1525-1528
発行日 2023年12月1日
Published Date 2023/12/1
DOI https://doi.org/10.24479/ohns.0000000897
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はじめに
声門下狭窄症は小児の主要な上気道狭窄疾患であり,先天性と後天性に大別される1)。後天性の多くは気管挿管が原因であり,狭窄範囲や程度に応じてさまざまな外科的治療が行われている。近年は低侵襲な内視鏡手術が普及しているが,再狭窄予防が課題となる。
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