特集 「低侵襲治療」小児への適応と可能性
気管狭窄 バルーン拡張術
森田 圭一
1
,
畠山 理
1
Keiichi Morita
1
,
Tadashi Hatakeyama
1
1兵庫県立こども病院小児外科
pp.756-758
発行日 2022年8月25日
Published Date 2022/8/25
DOI https://doi.org/10.24479/ps.0000000202
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はじめに
先天性気管狭窄症(CTS)は,完全気管軟骨輪を伴った気管の内腔狭小化により換気障害をきたす疾患である。CTSに対する外科治療の成績は,スライド気管形成術の普及と周術期管理の工夫により向上した。それに伴って,外科治療として一期的な気管形成術を選択することが増え,バルーン拡張術が施行される機会は著しく減少している。
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