特集 咀嚼と嚥下と誤嚥性肺炎
チームで取り組むシームレスな嚥下障害診療
回復期病院の役割
重松 孝
1
Takashi Shigematsu
1
1浜松市リハビリテーション病院えんげセンター
キーワード:
チーム医療
,
回復期リハビリテーション病棟
,
摂食嚥下リハビリテーション
Keyword:
チーム医療
,
回復期リハビリテーション病棟
,
摂食嚥下リハビリテーション
pp.573-576
発行日 2022年5月1日
Published Date 2022/5/1
DOI https://doi.org/10.24479/ohns.0000000141
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はじめに―回復期病院概要―
回復期とは,病気や怪我の自然回復や集中的なリハビリテーションにより身体の機能や日常生活動作(activities of daily living:ADL)の改善が見込まれる期間である。本邦では2000年に脳卒中や骨折などで急性期病院に入院した患者に対して集中的なリハビリテーションを提供する目的で回復期リハビリテーション病棟(以下,回リハ病棟)が新設され,2021年3月時点で90,000床を超えている1)。回リハ病棟では,入院できる疾患,入院できる期間が疾患毎に決められている(表1)。
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