Japanese
English
特集 病院横断的活動とリハビリテーション
栄養・摂食嚥下サポートチーム
Nutrition and dysphagia support team
森 隆志
1
Takashi Mori
1
1総合南東北病院口腔外科摂食嚥下リハビリテーションセンター
1Department of maxillofacial surgery, dysphagia rehabilitation center, Southern Tohoku General Hospital, Fukushima, Japan
キーワード:
摂食嚥下リハビリテーション
,
NST
,
チーム医療
Keyword:
摂食嚥下リハビリテーション
,
NST
,
チーム医療
pp.27-30
発行日 2019年1月10日
Published Date 2019/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552201526
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はじめに
脳卒中で摂食・嚥下障害のある患者はない患者に比し栄養障害の割合が2倍高い1).また,嚥下障害のある高齢者の55%は低栄養のリスクがある2).栄養と嚥下は密接なかかわりがあり,そのアプローチには多職種の連携がかかせない.また,栄養,摂食嚥下にかかわるチームアプローチは,その有用性に関して複数の報告がなされている.こうした活動には,多方面の領域の専門性が必要であり,必然的に多職種がかかわる病院横断的な活動となる.病院におけるリハビリテーション職種は,こうした病院横断的な活動に参画し医療の質の向上に寄与することが期待されている.本稿では,栄養および摂食嚥下に関するチームアプローチの構成,効果とスキルの習得法,筆者の所属する病院の現状および今後の展望について述べる.
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