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特集 在宅透析
腹膜透析
患者教育
Education for peritoneal dialysis patients
竜崎 崇和
1
RYUZAKI Munekazu
1
1東京都済生会中央病院腎臓内科
キーワード:
患者教育
,
介助者
,
腹膜透析
,
PD専門看護師
Keyword:
患者教育
,
介助者
,
腹膜透析
,
PD専門看護師
pp.408-411
発行日 2024年4月25日
Published Date 2024/4/25
DOI https://doi.org/10.24479/kd.0000001258
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はじめに
腹膜透析(peritoneal dialysis:PD)は保険適用となってから40年以上の歴史があり,さらに,その在宅透析における役割には大きなものがある。患者にとっての生活の質(QOL)の面から考えても,血液透析(hemodialysis:HD)と比較して就労している患者にとっては仕事に割く時間を確保しやすく,仕事と透析の両立が可能な場合が多い。また,栄養面でもHDと比較してより多くのカリウムとたんぱく質の摂取が可能である。しかし,このように患者にとって推奨されるPDの実施についてどのように患者に教育するべきか? そのカリキュラムには定まったものがなく,PDを提供してくれる会社から発行されている患者教育用資料1)と,それを参考にそれぞれの施設が独自にアレンジ・作成したものが使われているのが現状である。
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