特集 在宅・長時間透析2023―快適で長生きするために
7.在宅血液透析患者・介助者のQOL
黒田 沙織
1
1偕翔会静岡共立クリニック・看護師
キーワード:
在宅血液透析
,
QOL
,
介助者
Keyword:
在宅血液透析
,
QOL
,
介助者
pp.1073-1077
発行日 2023年8月10日
Published Date 2023/8/10
DOI https://doi.org/10.19020/CD.0000002678
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在宅血液透析(HHD)は透析効率が良く,患者の生活スタイルに合わせた透析治療の施行が可能であり,施設透析と比較するとQOL(quality of life)の高い治療といわれている.しかし,長期透析による合併症や頻回透析による本人への身体的負担がある.さらに,施設血液透析と同じ方法で介助者を必須とする日本のHHDは,介助者にとって大きな負担となる場合がある.在宅専用のHHD機器の使用や介助者の休息を目的とした施設血液透析,HHD実施者同士のピア・カウンセリングなどのHHDを支える支援体制の構築が,HHD患者および介助する家族のQOL向上のために今後さらに必要とされている.
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