在宅透析2014-HHDとPD
透析導入教育の課題・在宅医療の受け入れを促進するために必要なこと
森 典子
1
1静岡県立総合病院 腎臓内科
キーワード:
患者教育
,
在宅血液透析
,
腎不全-慢性
,
腹膜透析
,
ヘルスマンパワー
,
診療報酬
,
公的医療保険
Keyword:
Health Manpower
,
Hemodialysis, Home
,
Kidney Failure, Chronic
,
Peritoneal Dialysis
,
Patient Education as Topic
,
Not-For-Profit Insurance Plans
pp.1793-1800
発行日 2014年12月10日
Published Date 2014/12/10
DOI https://doi.org/10.19020/J01864.2015107182
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高齢化による医療・介護資源の相対的不足が増大するなか,年々老化する31万人余の慢性透析患者をいかに在宅にもっていくかが大きな課題となっている.しかし腹膜透析・在宅血液透析とも普及度がいまだ低い原因には,療法の社会的認知度の低さや医療における自主性の低さのほか,医療者側の原因として患者教育・指導が透析施設とスタッフの負担となっている.負担軽減のためには指導・教育用のツールの共有化,教育しやすい在宅用機器の開発・認可,経済的な支援が必要である.また,患者のみならず医療者への在宅透析療法の選択肢を周知させる必要がある.
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