発行日 2005年7月1日
Published Date 2005/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2005251854
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わが国のPDの治療成績は世界の中でもトップクラスである.最近,これまでより生体適合性の優れる中性透析液が使用可能となり,PD継続可能期間の延長や腹膜硬化予防効果が期待されている.PDの方法もスタンダードなCAPDからCCPD,PD/HDコンビネーション(ハイブリッド)療法まで新たな展開をみせている.PD症例数を増加させるためには外科医ではなく,腎臓内科医がカテーテル挿入術を施行することが必要であることが報告されている.すなわち,PD療法のさらなる普及のためにはカテーテル挿入,抜去手術をはじめ,腎不全医療全般に精通した腎臓内科医の育成が必要と考えられる
©Nankodo Co., Ltd., 2005