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English
特集 バスキュラーアクセスUpToDate
穿刺と長期管理
エコーガイド下穿刺法
The method of dialysis puncture with ultrasonic device
佐々木 裕介
1
,
金山 由紀
1
,
小川 智也
2
SASAKI Yusuke
1
,
KANAYAMA Yuki
1
,
OGAWA Tomonari
2
1埼玉医科大学総合医療センター臨床工学部
2埼玉医科大学総合医療センター腎・高血圧内科/血液浄化センター
キーワード:
エコーガイド下穿刺
,
プローブ走査
,
短軸交差法
,
長軸平行法
Keyword:
エコーガイド下穿刺
,
プローブ走査
,
短軸交差法
,
長軸平行法
pp.227-231
発行日 2023年2月25日
Published Date 2023/2/25
DOI https://doi.org/10.24479/kd.0000000621
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はじめに
血液透析を施行するために必要なバスキュラーアクセス(VA)は,わが国全体の97%以上が穿刺を必要とするVAであり,穿刺は透析と切っても切れない関係になっている1)。患者にとって穿刺は,治療に対するストレスと密接にかかわっていることはいうまでもない。穿刺が困難なVAをもつ患者にとって,誤穿刺による不用意な閉塞を起こさず,長期間使用できるかどうかは重要な問題である2)。また透析に関連した重篤な事故として,穿刺が全体の7.8%にものぼるという報告がある3)。穿刺1つをとっても,知識・技術の不足から,生命にかかわるような重篤な事故を起こしかねないということを十分理解する必要があり,正しく血管を認識し,穿刺困難であるかどうか判断することが重要になる。
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