特集 透析療法における各種モニタリングのFront line
2.各種モニタリング評価のエビデンス
花房 規男
1
1東京女子医科大学血液浄化療法科
キーワード:
体液量
,
VA
,
エコーガイド下穿刺
Keyword:
体液量
,
VA
,
エコーガイド下穿刺
pp.447-454
発行日 2022年5月10日
Published Date 2022/5/10
DOI https://doi.org/10.19020/CD.0000002124
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本特集で解説される各種モニタリングは,臨床研究でその有効性が検討されてきている.体液量コントロールと関連するBVモニタリング,BIAについては,無効であったとする報告もあるが,他の指標と併用することで,有用な手段を提供する.VAと関連するモニタリング指標に関しては,血流量モニタは臨床的モニタリングを補完するうえで重要な手段を提供する一方,エコーガイド下穿刺は安全・確実な穿刺に有効であることが示されている.さらに,超音波によるアクセスサーベイランス,心拍出量計など今後のエビデンスの集積が期待される分野もある.各種モニタリングの指標を総合的に評価することが求められる.
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