増刊号 臨床医のための最新エコー法
エコー法の実践—腹部エコー法
エコーガイド下穿刺診断法
椎名 秀一朗
1
,
寺谷 卓馬
1
,
浜村 啓介
1
1東京大学医学部消化器内科
pp.282-285
発行日 2000年10月30日
Published Date 2000/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402907754
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開腹手術をしなくとも,エコーガイド下に穿刺を行うことにより組織標本が得られるようになったのは大きな進歩である.画像診断が発達した現在でも,最終的な診断根拠として病理組織診断が求められることが多い.画像所見が非典型的な症例では病理組織診断は必須である.イメージガイド下の穿刺法としては,ほかにCTガイドやMRIガイドを用いる方法もあるが,現時点ではリアルタイム性などの見地から,大部分の場合はエコーガイド下穿刺が最も優れていると思われる.
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