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今月の特集1 血管を読み解く
標準的評価法に基づいた頸動脈エコーの基礎と臨床
Standard method for ultrasound evaluation of carotid artery lesions—Basics and clinical
三木 俊
1,2
1東北大学病院生理検査センター診療技術部生理検査部門
2東北大学医学部保健学科
キーワード:
超音波による頸動脈病変の標準的評価法2016(案)
,
狭窄度評価
,
プラーク評価
,
プローブ走査
,
ドプラ血流速度
,
IMT-C10
,
注意すべき(要注意)プラーク
Keyword:
超音波による頸動脈病変の標準的評価法2016(案)
,
狭窄度評価
,
プラーク評価
,
プローブ走査
,
ドプラ血流速度
,
IMT-C10
,
注意すべき(要注意)プラーク
pp.222-230
発行日 2017年3月15日
Published Date 2017/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542201119
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Point
●超音波表示法の長軸断面の左右表示は問わないが,今後は“画像の左が末梢”を推奨する.
●内中膜厚(IMT)計測のお勧め順はmax IMT(6点),IMT-C10,mean IMT(自動トレース)であり,施設間の統一が必要である.数点平均マニュアル計測のmean IMTは推奨しない.
●プラークの性状評価する基準は“最大厚が1.5mmを超えるプラーク”である.1.5mm以下のプラークは性状評価を必要としない.
●低輝度,潰瘍,可動性,線維性被膜の薄いプラーク,急速進行プラーク・変化する血栓などは“注意すべき(要注意)プラーク”と記載して,“不安定プラーク”という所見は使用しない.
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