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第31回 腎と妊娠研究会 【スイーツセミナー】
母性内科からみたループス腎炎の妊娠管理
The management of women with lupus nephritis during pregnancy:insights from maternal medicine
金子 佳代子
1
KANEKO Kayoko
1
1国立成育医療研究センター 周産期・母性診療センター 母性内科
キーワード:
ループス腎炎
,
妊娠高血圧腎症
,
血栓性微小血管症
Keyword:
ループス腎炎
,
妊娠高血圧腎症
,
血栓性微小血管症
pp.792-796
発行日 2022年11月25日
Published Date 2022/11/25
DOI https://doi.org/10.24479/kd.0000000386
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はじめに
母性内科は,診療科の垣根を越えた総合的な見地から合併症妊娠と妊娠に伴う母体の変化を診療・研究する学問である。全身性エリテマトーデス(SLE)は挙児可能年齢の女性に好発し,またその病態は妊娠期の生理的・内分泌的変化と相まってさまざまな影響を受け,最終的には早産や母体の臓器障害の原因として重要な妊娠高血圧腎症(PE)を高率に発症しうるため,SLE合併妊娠,特にループス腎炎合併妊娠の管理は母性内科において最も重要な領域の1つといえる。
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