Japanese
English
特集 動画で魅せる内視鏡的創閉鎖法のすべて
[Suturing Deviceによる縫合法]
SutuArtを用いた内視鏡的手縫い縫合法
Endoscopic hand-suturing using SutuArt
樋口 和寿
1
,
後藤 修
1,2
,
岩切 勝彦
1
Kazutoshi Higuchi
1
,
Osamu Goto
1,2
,
Katsuhiko Iwakiri
1
1日本医科大学消化器内科学
2がん・感染症センター都立駒込病院消化器内科
キーワード:
内視鏡的手縫い縫合
,
後出血
,
EFTR
Keyword:
内視鏡的手縫い縫合
,
後出血
,
EFTR
pp.1085-1089
発行日 2025年8月25日
Published Date 2025/8/25
DOI https://doi.org/10.24479/endo.0000002186
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はじめに
ESDは,リンパ節転移のない早期消化管癌に対する低侵襲治療として広く普及している。しかし,ESD後には粘膜欠損部が生じ,後出血や遅発性穿孔などの合併症リスクが伴う。そのため,創部の適切な管理が重要であり,近年では内視鏡的創閉鎖が注目され,その一つとして内視鏡的手縫い縫合法(endoscopic hand suturing:EHS)が考案された。本稿では,ESD後創閉鎖におけるEHSの手技と後出血予防の成績について概説するとともに,EFTR後の全層欠損部に対する全層縫合への応用についても述べる。

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