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特集 消化管静脈瘤診療Update
[胃静脈瘤]
【Case Study】直視型超音波内視鏡を用いて内視鏡的組織接着剤注入法を施行した胃静脈瘤の1例
A case of gastric varices treated with injection therapy using direct forward viewing endoscopic ultrasound
横山 圭二
1
,
宮山 隆志
1
,
山内 涼
1
,
釈迦堂 敏
1
,
平井 郁仁
1
Keiji Yokoyama
1
,
Takashi Miyayama
1
,
Ryo Yamauchi
1
,
Satoshi Shakado
1
,
Fumihito Hirai
1
1福岡大学医学部消化器内科
キーワード:
胃静脈瘤
,
直視型超音波内視鏡
,
内視鏡的組織接着剤注入法
Keyword:
胃静脈瘤
,
直視型超音波内視鏡
,
内視鏡的組織接着剤注入法
pp.1694-1696
発行日 2024年12月25日
Published Date 2024/12/25
DOI https://doi.org/10.24479/endo.0000001790
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はじめに
胃静脈瘤は門脈圧亢進症患者の約20%に発生し,破裂すると大量出血や肝不全に陥る危険性が高く,止血治療および予防治療を必要とする疾患である。当科では,胃静脈瘤の出血例やバルーン閉塞下逆行性経静脈的塞栓術(balloon-occluded retrograde transvenous obliteration:BRTO)の施行困難例に対し,75% n-butyl-2-cyanoacrylate(ヒストアクリルⓇ)を用いた内視鏡的組織接着剤注入法(EIS-CA)を施行している。またEUSは,静脈瘤治療後の効果を評価するのに有用であることが証明されている。今回われわれは,胃静脈瘤に対して新たなデバイスとして直視型EUSを用いた治療を試みたため,報告する。
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