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特集 消化管静脈瘤診療Update
[胃静脈瘤]
【Note】孤立性胃静脈瘤に対する超音波内視鏡下治療
Endoscopic ultrasound-guided treatment of isolated gastric varices
永島 一憲
1
,
入澤 篤志
1
,
稲葉 康記
1
,
嘉島 賢
1
,
久野木 康仁
1
,
佐久間 文
1
,
福士 耕
1
,
山宮 知
1
,
阿部 洋子
1
Kazunori Nagashima
1
,
Atsushi Irisawa
1
,
Yasunori Inaba
1
,
Ken Kashima
1
,
Yasuhito Kunogi
1
,
Fumi Sakuma
1
,
Koh Fukushi
1
,
Akira Yamamiya
1
,
Youko Abe
1
1獨協医科大学医学部内科学(消化器)講座
キーワード:
胃静脈瘤
,
超音波内視鏡
,
コイル
Keyword:
胃静脈瘤
,
超音波内視鏡
,
コイル
pp.1691-1693
発行日 2024年12月25日
Published Date 2024/12/25
DOI https://doi.org/10.24479/endo.0000001789
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はじめに
胃静脈瘤(gastric varices:GV)に対するcyanoacrylate(CA)を用いた内視鏡治療は,GV出血に対する緊急治療の第一選択である。また,出血予防例の内視鏡治療として,cyanoacrylate (CA)/ethanolamine oleate(EO)併用法があり,有効な治療法として施行されている。しかし,上記の治療においては門脈大循環短絡路を介したCAの流出が懸念される。近年のinterventional EUSの発展は目覚ましく,GVに対して,EUSガイド下静脈瘤内コイル留置術(EUS-guided coil deployment:EUS-CoD)が行われるようになった。さらに,われわれはEUS-CoDに加えて,供血路への硬化剤注入を行うEUS-guided coil deployment with sclerotherapy(EUS-CS)を施行している。本稿では,GVに対するEUS下治療に関して,これまでの歴史を含めて解説する。
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