Japanese
English
特集 スキルアップ内視鏡診療
Ⅴ.大腸
[挿入・観察・診断]
大腸前処置の工夫はこうする
How to improve bowel cleansing for colonoscopy
高丸 博之
1
,
水口 康彦
1
,
豊嶋 直也
1
,
山田 真善
1
,
斎藤 豊
1
Hiroyuki TAKAMARU
1
,
Yasuhiko MIZUGUCHI
1
,
Naoya TOYOSHIMA
1
,
Masayoshi YAMADA
1
,
Yutaka SAITO
1
1国立がん研究センター中央病院内視鏡科
キーワード:
大腸前処置
,
前処置不良リスク
,
前処置の工夫
Keyword:
大腸前処置
,
前処置不良リスク
,
前処置の工夫
pp.210-212
発行日 2024年10月18日
Published Date 2024/10/18
DOI https://doi.org/10.24479/endo.0000001686
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Tips
● 腸管前処置不良のリスク因子として,慢性便秘,腹部手術歴,高齢者,肥満,糖尿病,三環系抗うつ薬やオピオイドの使用が報告されている。
● 本邦では,大腸内視鏡検査の前日に消化管運動機能改善薬やピコスルファートナトリウム水和物を内服する工夫が行われている。
● 便秘や前回の前処置の状況によっては,酸化マグネシウムなどを追加で数日前から処方することも選択肢として考えられる。
● 外来での前処置においては看護師が前処置薬の内服を管理するが,スタッフの負担や医療リソースの配分にも考慮が必要である。
● 内視鏡鉗子口から右結腸に前処置薬を直接投与することで前処置改善の可能性がある。
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