カプセル内視鏡の現況と最新動向
大腸カプセル内視鏡 前処置法の工夫
角川 康夫
1
,
居軒 和也
,
高丸 博之
,
松本 美野里
,
松田 尚久
,
斎藤 豊
1国立がん研究センター中央病院 内視鏡科
キーワード:
Diatrizoate Meglumine
,
機器のデザイン
,
下剤
,
大腸内視鏡法
,
消泡剤
,
排便
,
糞便
,
歩行
,
カプセル内視鏡法
,
カプセル内視鏡
,
消化管運動改善剤
,
腸洗浄
,
MoviPrep
Keyword:
Antifoaming Agents
,
Cathartics
,
Colonoscopy
,
Defecation
,
Diatrizoate Meglumine
,
Feces
,
Gait
,
Equipment Design
,
Capsule Endoscopy
,
Capsule Endoscopes
,
MoviPrep
pp.1647-1654
発行日 2015年11月20日
Published Date 2015/11/20
DOI https://doi.org/10.19020/J01937.2016118520
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大腸カプセル内視鏡の下剤には,次の二つが必要となってくる.一つ目は大腸カプセル内視鏡服用前にその画像視認性を高めるために行う腸管洗浄としての下剤,二つ目は大腸カプセル内視鏡服用後の後押し(ブースター)として用いる下剤である.便汁で混濁した腸液で満たされる腸管内では,たとえそこに病変があったとしても画像でそれをとらえることはできない.また,途中でバッテリーが終了した場合には,そこから肛門側は観察できない.大腸カプセル内視鏡服用前の下剤で良好な腸管洗浄度を確保し,かつ大腸カプセル内視鏡服用後の下剤でバッテリー時間内にカプセルを体外に排出させることが重要となってくる.本稿ではこの下剤服用の工夫について概説する.
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