Japanese
English
特集 大腸内視鏡のトラブルシューティング
[鎮静関連トラブルシューティング]
過鎮静に関するトラブルシューティング
What should we do when the patient is over-sedated?
吉田 直久
1
,
井上 健
1
,
小林 玲央
1
,
廣瀬 亮平
1
,
土肥 統
1
,
小西 英幸
1
,
稲垣 恭和
2
,
吉澤 尚美
3
,
櫻木 海渡
4
,
伊藤 義人
1
Naohisa Yoshida
1
,
Ken Inoue
1
,
Reo Kobayashi
1
,
Ryohei Hirose
1
,
Osamu Dohi
1
,
Hideyuki Konishi
1
,
Yoshikazu Inagaki
2
,
Naomi Yoshizawa
3
,
Kaito Sakuragi
4
,
Yoshito Itoh
1
1京都府立医科大学大学院医学研究科消化器内科学
2西陣病院消化器内科
3京都府立医科大学附属病院看護部
4京都府立医科大学附属病院医療技術部臨床工学技術課
キーワード:
大腸内視鏡検査
,
鎮静
,
ミダゾラム
,
ペチジン塩酸塩
,
プロポフォール
Keyword:
大腸内視鏡検査
,
鎮静
,
ミダゾラム
,
ペチジン塩酸塩
,
プロポフォール
pp.337-341
発行日 2024年3月25日
Published Date 2024/3/25
DOI https://doi.org/10.24479/endo.0000001268
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はじめに
大腸内視鏡検査は上部消化管内視鏡と比べ嘔吐反射はないものの術中の苦痛に対して鎮静/鎮痛薬が用いられる機会が増加してきている。一方で鎮静薬への反応は個々の患者で差異があり過鎮静となることも稀に経験されるため,その使用にあたり適切な体制が求められる。本稿では2020年に日本消化器内視鏡学会より発刊された『内視鏡診療における鎮静に関するガイドライン(第2版)』を参照しながら大腸内視鏡検査・治療における鎮静/鎮痛薬の使用に伴う課題について過鎮静への対処を交えて詳説する1)。
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