特集 消化器内視鏡診療における鎮静
2.各論(2)大腸内視鏡における鎮静
吉田 直久
1
,
小西 英幸
1
,
吉澤 尚美
2
,
稲垣 恭和
3
,
土肥 統
1
,
伊藤 義人
1
1京都府立医科大学大学院医学研究科消化器内科学
2京都府立医科大学附属病院看護部
3西陣病院消化器内科
キーワード:
大腸内視鏡検査
,
鎮静
,
ミダゾラム
,
ペチジン塩酸塩
,
プロポフォール
Keyword:
大腸内視鏡検査
,
鎮静
,
ミダゾラム
,
ペチジン塩酸塩
,
プロポフォール
pp.35-40
発行日 2023年12月20日
Published Date 2023/12/20
DOI https://doi.org/10.19020/CG.0000002897
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大腸内視鏡検査は術中の苦痛への配慮から昨今,鎮静薬および鎮痛薬の使用頻度が増加している.2020年には日本消化器内視鏡学会より「内視鏡診療における鎮静に関するガイドライン(第2版)」が発刊されており,大腸内視鏡検査における鎮静薬および鎮痛薬の使用法や効果についても詳細にまとめられている.ベンゾジアゼピン系薬剤やオピオイド系鎮痛薬の大腸内視鏡検査における使用により,検査の完遂率の向上と苦痛や不安の解消が多数報告されている.当施設でも適宜,鎮静薬・鎮痛薬を使用した大腸内視鏡検査を行っており,その現状やコツなどについて本稿で紹介する.
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