Japanese
English
特集 大腸腫瘍に対する外来内視鏡治療を極める
[直腸NETに対する外来内視鏡治療]
治療法の選択と手技のコツ,治療後対応
Endoscopic resection methods for rectal neuroendocrine tumors and post-treatment management
関口 正宇
1,2
,
斎藤 豊
1
Masau Sekiguchi
1,2
,
Yutaka Saito
1
1国立がん研究センター中央病院内視鏡科
2国立がん研究センター中央病院検診センター
キーワード:
直腸NET
,
ESMR-L
,
EMR-C
Keyword:
直腸NET
,
ESMR-L
,
EMR-C
pp.1475-1480
発行日 2023年10月25日
Published Date 2023/10/25
DOI https://doi.org/10.24479/endo.0000000935
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
はじめに
大腸内視鏡検査の普及や画質向上により,近年では,内視鏡治療適応の小さな直腸神経内分泌腫瘍(neuroendocrine tumor:NET)が大腸内視鏡検査にて見つかることが増えている。直腸NETは,通常の大腸ポリープと異なり,より粘膜深層~粘膜下層に存在しているため,通常のポリペクトミーやEMRでは切除深部断端が陽性となってしまうリスクが高く,対応に注意を要する。本稿では,直腸NETに対する内視鏡治療と治療後対応について解説する。
© tokyo-igakusha.co.jp. All right reserved.