特集 大腸内分泌細胞腫瘍─WHOの考え方と日本の考え方
Ⅳ.直腸カルチノイド(2)内視鏡診断と治療
佐野村 誠
1
,
川上 研
2
,
柿本 一城
2
,
佐々木 有一
1
,
西谷 仁
1
,
横濱 桂介
1
,
江頭 由太郎
3
,
廣瀬 善信
3
,
樋口 和秀
2
1北摂総合病院消化器内科
2大阪医科大学第2内科
3大阪医科大学病理学教室
キーワード:
直腸カルチノイド
,
直腸NET
,
ESMR-L
,
内視鏡治療
,
予後
Keyword:
直腸カルチノイド
,
直腸NET
,
ESMR-L
,
内視鏡治療
,
予後
pp.55-62
発行日 2019年1月20日
Published Date 2019/1/20
DOI https://doi.org/10.19020/INT.0000000297
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「膵・消化管神経内分泌腫瘍(NET)診療ガイドライン」において,直腸NETの診断と治療指針が示された.直腸NET に対する内視鏡治療の適応は「大きさが1 cm 以下でMP 浸潤がなく,リンパ節転移を認めないもの」とされ,切除標本の病理判定で「MP 浸潤・脈管侵襲がなく,切除断端が陰性」であれば経過観察とされている.直腸NET に対する内視鏡治療後のサーベイランスにおいては,初回治療時のリスク因子を正確に評価することが重要である.
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