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特集 大腸T1癌の診断と治療―内視鏡医・外科医・病理医のクロストーク―
[各論 追加治療―予後を考慮した追加治療の判断:大腸T1癌のリンパ節転移と再発―短期・長期予後の観点から]
内視鏡医の立場から―慎重派(CREATE-Jの結果もふまえて)
Endoscopist’s point of view: warning against expanding the indication of endoscopic treatment for T1 colorectal cancers
小林 望
1,2
,
辻 重継
3
,
村上 敬
4
,
竹内 洋司
5,6
,
斎藤 豊
2
Nozomu Kobayashi
1,2
,
Shigetsugu Tsuji
3
,
Takashi Murakami
4
,
Yoji Takeuchi
5,6
,
Yutaka Saito
2
1国立がん研究センター中央病院検診センター
2国立がん研究センター中央病院内視鏡科
3石川県立中央病院消化器内科
4順天堂大学消化器内科
5大阪国際がんセンター消化管内科
6大阪国際がんセンター遺伝性腫瘍診療科
キーワード:
大腸T1癌
,
ESD
,
リンパ節転移
Keyword:
大腸T1癌
,
ESD
,
リンパ節転移
pp.87-92
発行日 2023年1月25日
Published Date 2023/1/25
DOI https://doi.org/10.24479/endo.0000000595
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はじめに
ESDをはじめとする内視鏡技術の進歩により,従来は手術を行っていた大型の大腸腫瘍や深達度に迷う早期大腸癌に対しても積極的に内視鏡治療が行われるようになったが,それに伴って,内視鏡治療後に深部浸潤や脈管侵襲などが判明し,追加腸切除を検討せざるをえなくなる患者も増加している。
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