Japanese
English
特集 症例から学ぶ大腸ESD―失敗しないためのKnacks & Tips―
[各論 ESD以外で対応可能であった症例]
SSL 3cm without dysplasia,どう治療する? 分割でも許容できる?―C-EMRのKnacks & Tips
Conventional EMR
草加 裕康
1
,
水口 康彦
1
,
豊嶋 直也
1
,
関根 茂樹
2
,
斎藤 豊
2
Hiroyasu Kusaka
1
,
Yasuhiko Mizuguchi
1
,
Naoya Toyoshima
1
,
Shigeki Sekine
2
,
Yutaka Saito
2
1国立がん研究センター中央病院内視鏡科
2国立がん研究センター中央病院病理診断科
キーワード:
sessile serrated lesion(SSL)
,
EMR
,
piecemeal EMR
Keyword:
sessile serrated lesion(SSL)
,
EMR
,
piecemeal EMR
pp.1740-1742
発行日 2022年10月25日
Published Date 2022/10/25
DOI https://doi.org/10.24479/endo.0000000513
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
はじめに
大腸癌の発癌経路としてserrated pathwayが約3割占めるという報告もあり,sessile serrated lesion(SSL)の取り扱いについて注目されている。『大腸内視鏡スクリーニングとサーベイランスガイドライン』によれば「10mm以上もしくはdysplasiaの併存を疑うsessile serrated lesionは切除を提案する」とされている1)。SSLは腺腫と比較し発見困難な場合があるが,腫瘍径2cmを超えるものも多く存在し治療法の選択に苦慮することがある。今回,当施設でのSSL 3cm without dysplasiaに対するEMRのknacks & tipsに関して述べる。
© tokyo-igakusha.co.jp. All right reserved.