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特集 症例から学ぶ大腸ESD―失敗しないためのKnacks & Tips―
[各論 ESD以外で対応可能であった症例]
LST-G 3cm,あなたならどう治療する?―Traction deviceを併用したESDのKnacks & Tips
Knacks & tips of ESD utilizing a traction device
泉 敦子
1
,
安江 千尋
1
,
井出 大資
1
,
斎藤 彰一
1
Atsuko Izumi
1
,
Chihiro Yasue
1
,
Daisuke Ide
1
,
Shoichi Saito
1
1がん研有明病院下部消化管内科
キーワード:
トラクション
,
ESD
,
大腸
Keyword:
トラクション
,
ESD
,
大腸
pp.1735-1736
発行日 2022年10月25日
Published Date 2022/10/25
DOI https://doi.org/10.24479/endo.0000000511
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はじめに
当院では若手医師が大腸ESDのトレーニングを行う際は,初学者でも安全に施行できるよう,traction device(TD)を併用したpocket creation method(PCM)によるESDを基本としている1~3)。この治療法は肛門側の粘膜切開を開始する前にTDによる牽引を行うため,フラップの形成が容易であり,粘膜下ポケットに潜り込みやすいという利点がある。今回は3cmの側方発育型腫瘍顆粒型(LST-G)に対してTD併用のPCMでESDを行った症例を提示し,具体的な手順やポイントを解説する。
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