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特集 内視鏡データリファレンスブック2022
【臓器別】
胆道・膵臓
総胆管結石の治療―EST,EPBD
Treatment of common bile duct stones: EST, EPBD
小川 智也
1
,
良沢 昭銘
1
,
水出 雅文
1
,
谷坂 優樹
1
,
藤田 曜
1
Tomoya OGAWA
1
,
Shomei RYOZAWA
1
,
Masafumi MIZUIDE
1
,
Yuki TANISAKA
1
,
Akashi FUJITA
1
1埼玉医科大学国際医療センター消化器内科
キーワード:
内視鏡的乳頭括約筋切開術(EST)
,
内視鏡的乳頭バルーン拡張術(EPBD)
,
総胆管結石
Keyword:
内視鏡的乳頭括約筋切開術(EST)
,
内視鏡的乳頭バルーン拡張術(EPBD)
,
総胆管結石
pp.793-796
発行日 2022年4月25日
Published Date 2022/4/25
DOI https://doi.org/10.24479/endo.0000000174
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Ⅰ 内視鏡的乳頭括約筋切開術(EST)と内視鏡的乳頭バルーン拡張術(EPBD)
内視鏡的乳頭括約筋切開術(endoscopic sphincterotomy:EST)は,スフィンクテロトームを経乳頭的に胆管に挿入し,高周波電流で乳頭部胆管を,共通管を含めて切開する手技である1)(図1)。胆管結石に対する経乳頭的治療法として1974年に報告2~4)されて以来,その安全性や有用性は確立されたものとなっており,現在では胆管結石に対する標準治療として多くの施設で実施されている。その他にも,各種胆道内視鏡下の診断および治療に際して適応がある5)。
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