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特集 内視鏡データリファレンスブック2022
【臓器別】
十二指腸・小腸
小腸腫瘍
Small-bowel tumor
大塚 和朗
1
,
竹中 健人
2
,
日比谷 秀爾
1
,
福田 将義
1
,
岡本 隆一
2
Kazuo OHTSUKA
1
,
Kento TAKENAKA
2
,
Shuji HIBIYA
1
,
Masayoshi FUKUDA
1
,
Ryuichi OKAMOTO
2
1東京医科歯科大学病院光学医療診療部
2東京医科歯科大学消化器内科
キーワード:
悪性リンパ腫
,
Peutz-Jeghers症候群
,
Cronkhite-Canada症候群
Keyword:
悪性リンパ腫
,
Peutz-Jeghers症候群
,
Cronkhite-Canada症候群
pp.678-682
発行日 2022年4月25日
Published Date 2022/4/25
DOI https://doi.org/10.24479/endo.0000000153
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Ⅰ 現 況
小腸は十二指腸,空腸,回腸に区分されるが,他部位に比し腫瘍は少なく,特に空腸や回腸では稀である。しかし小腸腫瘍は増加傾向にあることが報告されている1, 2)。その要因として,関心の高まりや診断機器の進歩も考えられている。カプセル内視鏡(CE)は非侵襲的に小腸全体が観察でき,小腸腫瘍の初期アプローチに有用である。バルーン内視鏡(BAE)は病変に直接アプローチできるため,形態診断や生検標本の採取に加え,病変切除などの処置を行うことができる3)。Peutz-Jeghers症候群については,本邦からもガイドラインが発表されている4)。また大腸癌研究会で,十二指腸を除く小腸癌に関する取扱い規約と治療ガイドラインの策定が,現在進められている。
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