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特集 内視鏡的乳頭切除術まるわかり
[各論]
《Note》EPにおける各高周波モードの特性
Characteristics of various diathermy settings for endoscopic papillectomy
潟沼 朗生
1
,
中村 里紗
1
,
清水 孝夫
1
,
豊永 啓翔
1
,
石井 達也
1
Akio KATANUMA
1
,
Risa NAKAMURA
1
,
Takao SHIMIZU
1
,
Haruka TOYONAGA
1
,
Tatsuya ISHII
1
1手稲渓仁会病院消化器病センター
キーワード:
高周波発生装置
,
偶発症
,
内視鏡的乳頭切除術
,
EP後膵炎
,
EP後出血
Keyword:
高周波発生装置
,
偶発症
,
内視鏡的乳頭切除術
,
EP後膵炎
,
EP後出血
pp.50-52
発行日 2022年1月25日
Published Date 2022/1/25
DOI https://doi.org/10.24479/endo.0000000009
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はじめに
内視鏡的乳頭切除術(endoscopic papillectomy:EP)は乳頭部の腫瘍を内視鏡的に切除する手技である。内視鏡的な治療のため,外科手術と比較し低侵襲の治療が可能である。しかし,偶発症発生率も高く出血や膵炎,穿孔などが問題となる。2021年に日本消化器内視鏡学会から「内視鏡的乳頭切除術(endoscopic papillectomy:EP)診療ガイドライン」が報告され1),安全かつ確実な手技施行の指標が示された。それでもEPは手技難易度が高く,偶発症の予防に適切な対応をとる必要がある。EPの手技の実際では腫瘍のスネアリングを行い,高周波発生装置により腫瘍を切除する。このため,手技を施行するにあたり高周波発生装置,切開モードの理解は不可欠である。
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