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特集 内視鏡的乳頭切除術まるわかり
[各論]
EPに至適な高周波モード設定の検討
Optimal electrosurgical unit settings for endoscopic papillectomy
山本 健治郎
1
,
糸井 隆夫
1
Kenjiro Yamamoto
1
,
Takao Itoi
1
1東京医科大学臨床医学系消化器内科学分野
キーワード:
内視鏡的乳頭切除術
,
高周波発生装置
,
混合波
Keyword:
内視鏡的乳頭切除術
,
高周波発生装置
,
混合波
pp.58-64
発行日 2022年1月25日
Published Date 2022/1/25
DOI https://doi.org/10.24479/endo.0000000011
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はじめに
内視鏡的乳頭切除術(endoscopic papillectomy:EP)は侵襲性の低い手段として十二指腸乳頭部腺腫に対する外科的治療の代替療法として行われている1, 2)。しかし出血や膵炎などの偶発症があり,その予防がきわめて重要である3, 4)。特に病変をスネアで切除する際に用いる高周波発生装置(electrosurgical units:ESUs)のエネルギーが,偶発症の発症に関連していると考えられている。そこで筆者らはERBE社製のESUsであるVIOシリーズを用いて動物実験を行い,混合波であるendoCUTⓇ modeの組織侵襲性の要素を明らかにした5)。
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