特集 エキスパートに学ぶ、安全で楽な外来内視鏡
今日の外来内視鏡診療 小腸カプセル内視鏡
中村 哲也
1
,
田中 孝尚
,
菅谷 武史
,
生沼 健司
,
渡邉 詔子
,
金澤 美真理
,
久野木 康仁
,
富永 圭一
,
入澤 篤志
,
寺野 彰
1獨協医科大学病院 医療情報センター
キーワード:
インフォームドコンセント
,
アルゴリズム
,
リスクマネジメント
,
禁忌(診断)
,
保険適用範囲
,
カプセル内視鏡法
,
カプセル内視鏡
,
外来診療
,
小腸内視鏡法
,
パテンシーカプセル
,
体内遺残異物
Keyword:
Insurance Coverage
,
Informed Consent
,
Risk Management
,
Algorithms
,
Ambulatory Care
,
Capsule Endoscopy
,
Capsule Endoscopes
pp.996-1004
発行日 2021年6月25日
Published Date 2021/6/25
DOI https://doi.org/10.24479/J02312.2021304951
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カプセル内視鏡(CE)とは、カプセル型の小型内視鏡を絶食した患者が自ら飲み込むことで消化管内腔の撮影ができる、消化管内視鏡検査である。小腸CEは、小腸疾患の診断を行うために小腸粘膜の撮像を行い、画像を提供することを目的としている。2021年4月時点で保険適用になっている小腸CEには、PillCam SB3[Covidien社(現Medtronic社)]とENDOCAPSULE(オリンパス社)、CapsoCam Plus(CapsoVision社)の3種類がある。PillCam SB3は、消化管の開通性を評価するためのPillCamパテンシーカプセルと併用することで、適用対象がほぼすべての小腸疾患に拡大された。本邦で使用可能な3種類の小腸CEについて、その保険適用対象と、CEに特有な偶発症である滞留のマネジメントについて触れる。また、PillCam SB3を用いた小腸CEの実際について、症例を交えて紹介する。
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