カプセル内視鏡の現況と最新動向
自走式カプセル内視鏡の開発 現況と今後の課題
太田 和寛
1
,
能田 貞治
,
竹内 利寿
,
進藤 康則
,
大塚 尚武
,
樋口 和秀
1春秋会城山病院 消化器内科
キーワード:
胃鏡法
,
機器のデザイン
,
大腸内視鏡法
,
ブタ
,
カプセル内視鏡法
,
カプセル内視鏡
,
磁界
,
磁石
,
小腸内視鏡法
Keyword:
Colonoscopy
,
Gastroscopy
,
Equipment Design
,
Sus scrofa
,
Capsule Endoscopy
,
Capsule Endoscopes
,
Magnetic Fields
,
Magnets
pp.1675-1679
発行日 2015年11月20日
Published Date 2015/11/20
DOI https://doi.org/10.19020/J01937.2016118524
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われわれは磁場をコントロールすることにより体外から自由自在に方向転換や前進などの駆動制御を可能としたカプセル内視鏡「自走式カプセル内視鏡(self-propelling capsule endoscope;SPCE)」を開発し,実用化に向けた実験を行っている.開発目標として,食道から大腸までの全消化管の観察を一度で行うことと,経肛門的に挿入し逆行性に進ませ,従来の大腸内視鏡検査の代用となることを挙げている.ただし,実用化のためには,SPCEの性能の改良だけでなく,前処置方法の最適化など,多くの課題が山積みである.われわれはこの課題を一つずつ改善し,いよいよヒトを用いた自走実験を行うことができた.しかし新たな課題が明らかとなり,今後も引き続きさらなる改良を行っていく.
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