カプセル内視鏡の現況と最新動向
カプセル内視鏡の意義と役割 クローン病の小腸病変の診断
加藤 真吾
1
,
可児 和仁
,
小林 泰輔
,
岡 政志
,
名越 澄子
,
屋嘉比 康治
1埼玉医科大学総合医療センター 消化器・肝臓内科
キーワード:
Crohn病
,
アルゴリズム
,
診療ガイドライン
,
小腸疾患
,
カプセル内視鏡法
,
小腸内視鏡法
,
パテンシーカプセル
Keyword:
Algorithms
,
Crohn Disease
,
Practice Guidelines as Topic
,
Capsule Endoscopy
pp.1609-1614
発行日 2015年11月20日
Published Date 2015/11/20
DOI https://doi.org/10.19020/J01937.2016118514
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2012年よりクローン病の小腸病変の評価にもパテンシーカプセルの併用により,カプセル内視鏡検査が使用可能となった.パテンシーカプセルが大腸内にあるとの診断に腹部単純X線検査だけでは困難な例も少なくない.カプセル内視鏡はクローン病の小腸病変の観察には感度も良く,治療効果判定などの経過観察には適するが,単独で確定診断に用いるには特異度が低い点が問題である.また滞留などの合併症にも注意が必要である.
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