症例
保存期末期腎不全患者の膝窩動脈瘤に対する手術の経験
岩瀬 仁一
1
,
松前 秀和
,
前田 邦博
,
大林 孝彰
1明陽会成田記念病院 心臓血管外科
キーワード:
Creatinine
,
糸球体濾過量
,
膝窩動脈
,
術前評価
,
超音波診断
,
腎不全-慢性
,
X線CT
,
動脈瘤
,
MRA
,
人工血管移植
Keyword:
Blood Vessel Prosthesis Implantation
,
Creatinine
,
Ultrasonography
,
Glomerular Filtration Rate
,
Kidney Failure, Chronic
,
Magnetic Resonance Angiography
,
Tomography, X-Ray Computed
,
Aneurysm
,
Popliteal Artery
pp.994-996
発行日 2021年11月25日
Published Date 2021/11/25
DOI https://doi.org/10.24479/J00714.2022089128
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54歳女性。当院の腎臓内科に通院中、右膝窩の腫瘤を指摘され、当科へ受診となった。本症例は保存期末期腎不全患者であったため、造影剤は使用せず、単純CTおよびMRAにて膝窩動脈瘤と診断され、手術の方針となった。術前3日より輸液により利尿を図り、術中エコーで動脈瘤の形態、瘤内の血流を再確認し、瘤切開および人工血管置換が行われた。術後は人工血管の閉塞予防として抗血小板薬の内服が行われ、目下、約半年経過で良好に経過している。
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