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Volume 53, Issue 4 （April 2021）

小児内科 53巻4号（2021年4月発行）

特集実践-小児の輸液

各病態における輸液の考え方　消化器疾患　急性肝不全近藤宏樹 ¹ ¹近畿大学医学部附属奈良病院小児科キーワード： Mannitol , Vitamin K , 肝性脳症 , 肝臓移植 , 血液凝固異常 , 血漿 , 抗凝固剤 , 高張食塩水 , 生体機能モニタリング , 輸液療法 , 肝不全-急性 , 血液濾過透析 , 精神鎮静法 , リスク評価 , 呼吸療法 , 栄養管理 , 肝不全用アミノ酸製剤 , 新鮮凍結血漿 Keyword: Anticoagulants , Blood Coagulation Disorders , Hepatic Encephalopathy , Mannitol , Monitoring, Physiologic , Liver Failure, Acute , Respiratory Therapy , Saline Solution, Hypertonic , Vitamin K , Risk Assessment , Liver Transplantation , Hemodiafiltration , Plasma , Plasma , Nutrition Therapy pp.626-631

発行日 2021年4月1日 Published Date 2021/4/1

DOI https://doi.org/10.24479/J00648.2021208462

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＜Key Points＞(1)急性肝不全では、肝再生の限界の前に脳の不可逆的変化が訪れるため、この不可逆的中枢神経障害へ進行させないことが最優先の目標である。(2)急性肝不全が疑われた場合、ただちに小児肝臓医、集中治療医、移植外科医、小児神経医との緊密な連携を開始する。(3)人工肝補助療法を行いつつ、原因検索、肝予備能と肝性昏睡の程度をモニタリング、劇症化予知を行い、必要と判断されれば迅速に移植施設に転送する。