特集 実践-小児の輸液
各病態における輸液の考え方 新生児
岡橋 彩
1
,
森岡 一朗
1日本大学 医学部小児科学系小児科学分野
キーワード:
Glucose
,
子宮内発育遅延児
,
新生児仮死
,
新生児疾患
,
低血糖症
,
電解質
,
水
,
輸液療法
Keyword:
Water
,
Hypoglycemia
,
Infant, Small for Gestational Age
,
Glucose
,
Infant, Newborn, Diseases
,
Asphyxia Neonatorum
,
Electrolytes
pp.632-637
発行日 2021年4月1日
Published Date 2021/4/1
DOI https://doi.org/10.24479/J00648.2021208463
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<Key Points>(1)新生児は体内水分量が多く、そのうち細胞外液の比率が高い。生理的体重減少を適正に得るように輸液管理を行う。(2)皮膚や腎機能が未熟であり、不感蒸泄や尿での水分排泄量を考慮する。(3)日齢や疾患、インアウトバランスなどの情報を整理し、輸液の量と組成を精緻に計画する。(4)新生児低血糖のリスクのある児には血糖モニタリングを積極的に行い、原因検索とともに症状の有無にかかわらず治療介入する。
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