特集 実践-小児の輸液
各病態における輸液の考え方 消化器疾患 腸管不全関連肝障害
曹 英樹
1
1川崎医科大学 小児外科
キーワード:
経腸栄養
,
静脈栄養
,
肝臓疾患
,
オメガ3脂肪酸
,
静注用脂肪乳剤
,
腸疾患
Keyword:
Fatty Acids, Omega-3
,
Enteral Nutrition
,
Liver Diseases
,
Parenteral Nutrition
,
Intestinal Diseases
,
Fat Emulsions, Intravenous
pp.622-625
発行日 2021年4月1日
Published Date 2021/4/1
DOI https://doi.org/10.24479/J00648.2021208461
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<Key Points>(1)腸管不全患者では生命を維持するために長期にわたる静脈栄養が必須であり、その合併症である腸管不全関連肝障害(IFALD)の対策がきわめて重要である。(2)IFALDを予防するために、できるかぎり経腸栄養を併用する。(3)間欠的に静脈栄養を行うcyclic PNを導入する。(4)適正な組成、適正な量の静脈栄養を行うことに留意する。とくに過剰栄養に注意を要する。(5)IFALDの予防と治療にω3系脂肪乳剤の投与効果が期待されている。
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