特集 実践-小児の輸液
各病態における輸液の考え方 神経疾患 急性脳症
庄野 健太
1
,
永渕 弘之
1神奈川県立こども医療センター 集中治療科
キーワード:
Mannitol
,
高張食塩水
,
脳循環
,
輸液療法
,
頭蓋内圧亢進
,
Concentrated Glycerin-Fructose
,
急性脳症
Keyword:
Intracranial Hypertension
,
Cerebrovascular Circulation
,
Mannitol
,
Saline Solution, Hypertonic
pp.609-611
発行日 2021年4月1日
Published Date 2021/4/1
DOI https://doi.org/10.24479/J00648.2021208458
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<Key Points>(1)まずは急性期の対応を行い、呼吸、循環状態を整える必要がある。(2)二次性脳障害を避けるには、脳灌流量の維持(CPP維持)と頭蓋内圧亢進症の抑制(ICP抑制)が治療の目的となる。(3)高張食塩水を使用し、血清浸透圧を高めることでICP抑制をはかる。(4)高浸透圧利尿薬でもICPを下げる効果はあるが、循環血液量の減少に注意が必要である。
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